パニック障害がぶり返しそうなほど傷ついた時・読み返す自分へのメッセージ

うつ克服
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最近は、パニック障害の症状はほぼ克服していますが、

少しでも気を抜くと、一気に気持ちを引き戻されそうになります。

私のように個人経営の場合、ある意味では自分で仕事をコントロール出来るし、

逆に、社会的な保障がほぼ無いので、体調を崩すのは、即死に繋がりそうな

危うい綱渡りでもあります。

このブログではじめにというページを久々に読み返してみました。

その文章は、愛知から沖縄に戻ってから、精神的にだいぶ安定した時期、

また再び、パニック障害を発症してしまいそうなときに読み返そう!

気を抜くとすぐに無理をして自分を追い込んでしまう私に対して

未来への手紙でもありました。

今、改めて読み返すと、まさに現状の私の置かれている状況そのものでした。

自分自身と向き合おうと思うときと言うのは、

大抵、どん底に向かって落ちていくとき、または、

どん底に落ちてしまったときです。

今のところ、まだどん底ではありません。

僅かながら希望が残されています。

これまで多くのどん底や、危機的な状況を乗り切ってきました。

だから、過去のどん底を想い返すことで

「あのときに比べればまだ大丈夫!」

「もっと悲惨な状況を乗り越えて来れた。だから今度も大丈夫!」

そういう気持ちになんとか持って行けます。

それはなぜかというと、

パニック障害を経験し、克服してきた経験から、

落ち込むときに、とことん落ち込んで、

あるラインを超えてしまうと

病気がぶり返して、正常に戻すのに何年も時間が掛かると知っているからです。

なので、思いがけない裏切りによって深く傷ついてしまい、

その悲しみとショックに感情を委ねれば

また数年前の、自分自身をコントロール不可能

パニック障害の状態に引き戻され

5~6年という、人生の貴重な歳月を

無駄にしてしまうと分かっています

私は、人の良心を信じており、すぐに人を信用しては、

何度も裏切られ、深く傷つくという経験の

繰り返し人生です。

子供の頃から何度もそうやって傷ついては、

もう二度と人を心の底から信じるのはやめよう…

せめて、裏切られてもショックが最小限で済むように、

心底、人を信じることは辞めよう。

そう思いつつ、出来るだけ深い繋がりを作らないように心掛けて来ました。

人は必ず裏切ります。

それが人だからです。

自分だって、知らないうちに誰かを裏切っては、

傷つけているはずです。

それに気付いていないだけです。

みんなそうやって、

信じている人を裏切り、裏切られながら、

傷ついたり、傷つけられたりしながら、

それが人生だと言えます。

私が幼少期の人格形成に最も影響を受けたマンガが、

手塚治虫の『ブッダ』です。

その中で、私の人生観でもっとも深く共感するエピソードが、

主人公のシッダルタ(ブッダ)の少年期からの親友である、

タッタの死のエピソードでした。

ブッダがまだ王子だった頃、

動物に意識を移して操ることの出来る不思議な能力を持ったタッタに誘われて、

城の外へ抜け出し、そこで初めての冒険や、、そして、人の死を知り、

その後、死を克服するため出家の切っ掛けを作る重要な友人です。

その後、親友のタッタは大盗賊の頭になり、

再会したときのシッダルタ(ブッダ)は、

修行僧として苦行に身を投じていました。

その後、さまざまなエピソードは割愛します。

ひとつひとつが重くて、感動的なエピソードばかりです。

悟りを開いて、有名になっていたブッダは、

多くの人々の心を救い、悟りを与えていくのです。

しかし、

最も古い友人であり、悟りを開く前から弟子になると約束し、

一番わかり合えていると思っていたタッタは、

結局、幼少期に兄貴分として慕っていたスードラ(奴隷)の身分の

チャプラと、その母親を殺された怨みを忘れることが出来ず、

戦争に行き、無残にも像に踏み潰されて死んでしまうのです。

手塚治虫の『ブッダ』の中で1巻から登場していた、

前半部では主人公的存在だったタッタのあまりにも

あっけなく、無残な死に様は、

当時小学校3年生だった私の心に深く刻まれました。

どんなに

わかり合える、

わかり合えた、

そう思っても、

結局、最終的に人はわかり合えない。

それが手塚治虫の人生観だったと、

何かの特集で読んだことがありました。

手塚治虫も、きっと私と同じように、

人は最終的にはきっとわかり合えるはず!

そう信じては、なんども裏切られ、

傷ついて来た…

そういう幼少期~青年期を過ごしてきたのだと分かります。

自分が想っているほど、相手は自分のことを大切に想っていない。

その逆も然りです。

女性は必ず男性を裏切るので…笑

私はもう深く恋愛しようと思うことはありませんが、

それでも元は女好きなので笑、

Lineで気の合う学校の教師と毎日Lineトークしています。

教育問題や、コロナの話、どうでも良い楽しい話です。

この女性ともっと若くで出会って、相手が未婚だったらな…

そう思えるほど気の合う人ですが、

私のような人間には、その距離感がちょうど良いのかなって思います。

必ず人は、人の信頼を裏切るモノです。

それを分かった上で、裏切るのは当たり前で、

自分だって知らないうちに裏切っているのだから

お互い様。

そういう基本的なことを、

改めて思い出させてくれました。

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