私の塾では、毎年、中3の夏休みに、離島に合宿に行くことが、恒例行事となっています。
渡嘉敷島や、伊江島など、沖縄本島からフェリーで1時間以内の島です。
特に渡嘉敷島は、沖縄戦で激戦地で、多くの方が殺され、、
そして、集団自決で、多くの尊い命が失われたことは、
もう忘れ去られてしまっています。
毎年、多くの観光客が、美しい海、珊瑚礁を目当てに訪れる、
観光の島です。
私たちが宿泊するのは、渡嘉敷・国立青年の家で、
かつては、米軍の基地だったところを、
返還された後、国立の施設として、
現在では、ほぼ全ての建物が
新しく建て替えられ、
とても綺麗な施設です。
私は高校時代に合宿で2回利用し、
それ以来、この施設の虜で、
大学時代にも何回か利用しました。
何度も利用する中で、やはり、何度も霊現象に遭遇します。
私は、個人としてはよく色んなモノを見たりしてきましたが、
そういうモノは、大体が、脳が疲れているんだ!と、
自分自身に言い聞かせ、あまり気にしません。
やっぱり、怖いですし、そういうものを、いちいち気にしていると、
疲れるからです。
しかし、ほぼ毎年利用している、
この施設での
怪奇現象は、次元が違います。
それは、
私だけでは無く、
普段、全く霊感の無い、
生徒全員が経験するのです。
たくさんある中から、今回はひとつだけ・・・
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
私は、昔から人を驚かすのが大好きなので、
よく幽霊話をします。
そして、恐がりな人を見つけると、
その人を怖がらせることで、楽しんでいる、
たちの悪いタイプです(;^_^A
で、学生の頃から、私の回りには、
幽霊話を聞きたい友達が集まってきては、
盛り上がっていました。
生徒達も、私の幽霊話を楽しみにしていて、
私も、数ある中から、ちょうど良いくらいの話を選んで、
生徒達を怖がらせて、盛り上がっていました。
私たちが宿泊した部屋は、ベッドが2つ、
そして、20畳くらいの畳の間がある、
大部屋です。
人数も私を入れて、15名くらいだったので、
3部屋割り当てられましたが、
全員同じ部屋で寝ることにしました。
私はベッドに腰掛け、和室部分に
肩を寄せ合って、びくびくしながら
私の話に耳を傾ける生徒達の
真剣な眼差しを見つめながら、
3つくらいの話をしたと思います。
大体、パターンとしては、
最後の1つは、
「わー!」
っと、驚かして、
みんなで盛り上がって、笑って終わるパターンで、
「あ~!怖かったね~。さあ!寝よう~」
って感じで終わるのですが・・・
その年は・・・
2つめの話をしている途中くらいから、
部屋の入り口のライトが、
勝手に、点いたり、消えたりします。
間隔としては、
かなりランダムで、
話が、盛り上がってくるタイミングで、
「カチッ・・・カチッ・・・」
点いたり消えたりします。
生徒達は、
「おおおおー!」Σ(゚д゚;)
と、大絶叫です。
「誰かいる!」(((( ;°Д°))))
っと、電気が点くたびに驚いています。
もうこうなると、話の内容よりも、
その怪奇現象の方に気が行っています。
━─━─━─━─━─ ━─━─━─━─━─
実は、生徒達の恐怖を尻目に、
私は、入り口のライトが、
センサー式で、
虫などで、誤動作していると
知っていて、内心、平気で、
生徒達がビビっているのを
ニヤニヤ(^~^)
かわいいね~と、思って見ていたのでした。
「先生怖くないの~?」
中3の野球部の男子達は、
勝手に
点いたり消えたりしているライトに
怯えています。
私は、センサーに反応していることを
知っていたので、
「大丈夫。
先生は、これまでかなりの霊現象に遭遇してきたから、
これくらいは、全然平気だよ!」
と、強気です。
本当に、中学生はかわいいね~
カラダはもうこんなに大人になっているのに、
精神的には子供だから、
『ふふふ・・・』
そして、一通りの話も終わり、
みんなで歯磨きをしに行き、
トイレも済ませて、
(幽霊が怖くて、全員集団行動)
いざ寝るぞ~と、
最後に、私が点検でスイッチを切りに行きました。
もちろん、夜寝ている時に、
さっきのように、
虫で誤動作して点灯したら
眠れませんので・・・
みんなが布団に入ったのを確認して、
入り口のセンサーの
スイッチを消しに行くと・・・
あれ?
センサーのスイッチは?
あれ?
どんなに探しても、センサーのスイッチらしきモノは無く、
普通のON・OFFのスイッチです。
「え?」
私は、生徒達が全員寝たあと、
「怖い怖い怖い怖い・・・・」(((( ;°Д°))))
しばらく恐怖で眠れませんでした・・・
その部屋には、
私たち以外の誰かが
居たのです・・・。(;°皿°)
━─━─━─━─━─ ━─━─━─━─━─
この話には、続きがあります・・・
幽霊をなめきった、私に、次々と、
恐怖体験が襲いかかります・・・
コメント