私の霊体験・合宿場でpart.3 首もげ男

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パート2の続きです。

その合宿場ですが、やはり、これだけ霊がさまよっているのですから、
宿直の職員も、かなり経験しているようです。

毎朝、他の団体との調整などのため、合同のミーティングが行われるのですが、
その時に、私は軽い気持ちで、
(子供の頃から霊体験に慣れているせいで、日常会話感覚)
「いや~、それにしても、ここは幽霊多いですね~
昨日、寝てる時に小さな女の子に、手首引っ張られて焦りましたよ~(^▽^;) 」

他の団体の代表の方々、
「え?」
少し固まる・・・
「皆さんも、何かありました?」(ニコニコ)
「い・・・え・・・、特には・・・、あ、言われてみれば、夜中に誰もいないはずの廊下のライトが勝手に点灯したりしてますが、あれは、センサーですか?」
と、施設の職員に、質問をしていました。

すると、職員の方は、困惑した表情で、
「ああ・・・、ええ・・・、センサーの所もありますが・・・」

なんとなく、変な空気になったところで、別の職員が来て、
ミーティングが始まりました。

━─━─━─━─━─ ━─━─━─━─━─

そんな、夜のことです。
いつものように、みんなで洗濯物を干した後、爆睡です。
昼間、かなりハードなので、夜、抜け出すような元気も無く、
皆、速攻で爆睡です。

しかし、少し頻尿ぎみの私は、やはり、2時頃にオシッコで
目が覚めてしまいました。

トイレは、部屋ではなく、誰もいない薄暗い廊下を歩き、
かなり離れたところまで、1人で行かなければなりません。

昨日のこともあって、少し怖いと思いながらも、
生徒を起こして行くわけにもいかないので、
1人で、暗い廊下を歩いて、
離れたトイレに行きます。

その宿泊棟は、私たち塾以外の団体は
入って居らず、
とても広い宿泊棟を貸し切り状態です。

トイレに入ると、直ぐにがあり、
私は、その鏡を見ないようにして、
小便器へと向かいました。

誰もいないはずのトイレですが、
今にも、後から
ガシー!っと、
首を掴まれそうで、
ぞ~っと、します。

怖い時の、下ネタ作戦で、
小便器に向かって、
わざと、パンツを
ケツがでるくらいまで下げて、
寄ってきそうな、幽霊を、
下ネタで威嚇
します。

「どうだ!幽霊!
オレのちんこが見たいのか~?」

と、
下ネタで、完全にけん制して、余裕をかましていた、
その瞬間!

誰もいないはずの、大便器用の個室の水が、
「じゃー!」
と、流れたのです!

私は、不意を突かれて、オシッコをこぼしそうになり、
慌てて、終わらせ、
水のボタンを押して、
手をサーっと洗って、
逃げるように部屋に戻りました。

ハ-、ハーっと、息を整え、
は-、怖かった~。
ここの幽霊は、下ネタ効かないのか?

とか思って、しばらくベッドに腰掛け、
外の夜の景色を眺めていると、

目に、奇妙なものが映り込んできました。

うまく表現が伝わるか、分かりませんが、

体育座りをしている男性がいて、
両手で、足を抱え込んでいるのですが、

頭の部分が、ものすごい速さで、
前後に揺れている
んです。

そこは、私たちが宿泊している部屋から、
直線にして100mくらい離れた、別の施設の、
階段部分です。

そこに、こんな夜中に、男性が1人、
足を抱えて、体育座りで、
首を、あり得ない速さで、前後に振っているんです。

「え?」

私は、今までに見たことの無いタイプの幽霊に、

「ありえない!あれは、なにか、バケツみたいなものに、
ビニール袋が引っかかっていて、
強風で、揺れているだけだ!」

そう思った私は、それを確かめないと、怖くて寝れない!
と、そう思い、
さっき、逃げ帰ってきた廊下に出て、
その場所が、はっきり確認出来る所まで、
行ってみました。
そして、50m位の距離で確認出来る、
ガラス張りの階段の部分まで
行って、再度確認してみると、

さっきよりもはっきりと、
男性の姿が、確認出来ます。(;°皿°) 。

そして、高速で前後に首を振っていたのは、

それは、今にもちぎれそうな首が、
台風の風で、揺らされているような感じでした・・・

私は、
確認しに来たことを激しく、後悔しながら、
今にも、その男性が首を上げて、
ギョロ!
っと、私を睨み付けそうで、
怖くなり、
慌てて、生徒達がいる部屋へと戻ろうとしました。

その途中、またあの、トイレの前を通ります。

廊下からは、運悪く鏡が見える角度です。

見なければ良いのに、そこを通る時に、
一瞬、目線が行ってしまいます。

その鏡には、
壁に隠れるようにして、
私の所を見ている、
男性の姿
がありました。

「ひょえ~(((( ;°Д°)))) 」

怖い怖い怖い-!
と、部屋に戻ると、生徒達の中に紛れ込んで、
隠れました。

もし、あの霊が、この部屋に来たらどうしよう・・・

そう思いながら、

しかし、昼間の疲れのおかげで、
しばらくすると、眠りにつくことが出来ました。

翌朝、いつもの朝の代表者会議です。

「いや~昨日は参りましたよ~。
3連チャンで幽霊にビビらされましたよ~
やっぱ、渡嘉敷はひと味違いますね~」

まわりの各団体の代表者達は、唖然な顔をしています・・・

あれ?

ちょっと、KYな空気が流れたところで、
また、朝のミーティングが始まりました。

その後、宿直をしていた若い職員に引き留められ
その霊現象について、詳しく聞かれました

すると、その職員は、赴任してまだ、1ヶ月くらいで、この施設の
怖さをあまり知らなかったらしく、
夜に、誰もいないはずの宿泊棟で、突然電気が点いたり、
トイレの水が流れたり、

そういう事があり、不思議に思っていたそうです。

特に、宿泊棟の電気は、普段は、部屋には
鍵が掛かっていて、誰かが勝手に入ることは出来ないからです。

その事を、先輩に聞くと、
「ああ、あれは、あまり気にしない方が良い」
と、流され、聞いてはいけないことのようだったので、
その後は、気にしないようにしていたようでした。

念のために、翌朝、食堂に向かう途中だったので、
その首もげ男性が座っていたところを
確認したのですが、

やはり、それと見間違えるようなモノは何も無く、
例えば、ホースをぐるぐる巻くやつに、
ビニールが引っかかっていたのかと
思いましたが、
近くに、水道の蛇口はありませんでした・・・

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