3ヶ月更新の期間従業員(派遣)ですが、Youtubeやネットの情報にあるような、
「契約更新はしません!」
という話は、私の職場環境においてはあまり聞いたことがありません。
同僚で、他の工場にも経験のある人の話しを聞いても、
契約更新しないのは、会社の業績の関係や、リーマンショックの頃や、
個人の問題よりも、社会的、外的要因の方が大きいようです。
(無断欠勤を繰り返したり、よほど勤務態度が悪いなどは例外ですが、
そういう人は、首を切られる前に、自分で逃亡します(^0^;)
仕事を覚えられない期間工は?
実際、私と同期で入社し、別の組に配属されたメンバーの中で、
かなり自信満々に経験を語っていた25才前後の人が居ましたが、
4月、5月には、同期の18才の子に対して先輩風を吹かせ、
工場というものはだな~と、語っていましたが、
7月頃見ると、とても自信なさげで、小さくなって一人寂しく昼食を取っていました。
高校卒業したばかりの18才の子に聞くと、
彼は全く仕事が覚えられず、3ヶ月経った今も一人では作業をこなせないようで、
組のお荷物になっているとのことでした。
彼が割り当てられた部署は、組み付けなどとは違い、比較的簡単な作業で、
仕事量も少ないため、夜勤が無いようです。
その分、土曜出勤があるのだとか・・・悲惨
工場勤務は、夜勤が無いとやってられないですσ(^◇^;)
夜勤手当が無いと、手取り32万円を超えないのでは?と思います。
そんな彼でも、契約は更新され私が退社する10月の後半まで居ました。
なので、人手不足の今のご時世、よほどで無ければ契約更新を断られるケースは稀だと思います。
たぶんσ(^◇^;)
期間工☆初めに一番の友人になった同僚
工場には様々な人がいて、とても勉強になります。
4月、入社したての頃に、私に仕事を始めに教えてくれたのが、私の裏直の30代半ばの方でした。
がっちりとした体型で、非常に作業が早く、今でも尊敬に値する人物として、大切な存在です。
班長2人を除くと、私に作業を指導してくれた先輩(師匠)は、3人居ます。
がっつりとスパルタ指導をしてくれた人は別として、精神面でとても影響を受けたのが、その裏直の男性でした。
彼は大きな夢を持っていて、実際に稼いだ金を、ほぼ仕送りしています。
入社したての時期、食堂で一緒に昼食を取りながら、色んな話を聞かせて貰いました。
私は、塾の経営者であることは伏せておくつもりだったので、沖縄での仕事を聞かれても、学童とか、適当に誤魔化すしかありません。
それに対し、彼は真剣に私のことを気にかけ、土日の休みにもバイトを紹介してきたり、色々と気にかけてくれました。
5月からは2交代制になって、昼勤と夜勤に分かれたため、会うのは入れ替わりの朝の数分だけです。
それでも上手く時間を作っては話し、同じ持ち場なので、インパクトの調子が悪いとか、プライヤーの締まりが悪いとか、色々と情報交換をします。
そして、夏頃、彼が家族の元に戻る話をしながら、夏の長期休暇、私が沖縄に帰らない話をすると、真剣にその間のバイトを紹介してきました。
それが(私を心配して)あまりにも真剣に勧めてくるので、これ以上は騙せない・・・
こんな真っ直ぐで親切な人を騙すわけにはいかないな・・・
そう思い、LINEで、愛知に来た理由を伝えました。
直ぐに反応が来ると思っていたのに、返信が無く、気を悪くしたのかと心配になりました。
気まずいな・・・そう思いながら、夜勤明けの彼と、朝、軽く言葉を交わし、微妙な反応でした。
彼は、初対面の頃から自分自身を明かし、夢について真剣に語り合っているつもりだったのに、私の方は、(経営者である事を伏せ学童保育員だと) 偽りの姿で接していたのです。
怒って当然だと思い、さすがに凹みました。
しかし、その後、少しずつ会話が戻り、彼が家族の元に戻る時、
Lineでメッセージが来ました。
相変わらず、真っ直ぐな言葉に心が震えました。
その後、帰省先の写真を送って貰ったり、
反対直(昼筋夜勤が逆)なので時間を合わせるのも大変でしたが、
一緒に焼き肉屋に何回か行って、色々と将来の話を語り合いました。
彼は、家庭環境のせいで全く勉強をしてこなかったタイプで、
高校も体育推薦で、かなりやばい私立高校を出ています。
沖縄には、レベルの低い私立高校が無く、県立高校も、
そこそこ勉強出来なければ、定員割れでも落とされます。
なので、自分の名前を漢字で書けたから合格!とか、
そういうレベルの高校があることにカルチャーショックでした。
彼が言うには、頭の良い友人が一人も居ないということで、
私と友達になれたことが自慢だったらしく、
せっかく内緒にして通してきたのに、裏直には、
私が塾の先生であることは言いふらされて居たのでした(;´Д`)
工場の場合、ほとんどが工業高校卒の人が多く、
大卒と言うだけで嫌われる風潮があるそうです。(私自身、あまり感じませんでしたが・・・)
ただ、実際には期間工や、派遣社員には大卒の人は普通に居ました。
私もその一人に過ぎません。
しかし、塾の先生をやっていたとなると、すこし違ってきます。
学校の先生や、塾の先生というものにはアレルギーがある人も多く、
知られた後、裏直の人たちの関わり方は明らかに感じが悪くなりましたσ(^◇^;)
しかし、私の側の組では、一緒に毎日仕事をしていて
私のヌケた所(天然キャラ?)や、下ネタ好きで、冗談しか言わないなど、
人となりを知っているので、
私の本業を知ったところで何の影響も無く、
変わらず、
作業中にどうでもいい、しょうも無いおやじギャグで笑ったり、
男の職場あるあるの、良い風俗店(マッサージ店)の話で笑いを取ることもあれば、
おいしいラーメン店の話題、
筋肉イケメンの社員とは、プロテインの情報交換など、
楽しく最後まで過ごせました。
今回紹介した同僚とは、後半、何度か一緒に食事に行き、
いつの日か、彼が夢を叶えた時に再会しようと約束しています。
もし、初めに彼と出会わなければ、もしかすると1回目の契約満了で、
計画通り、別の工場にチャレンジしていたかもしれません。(広島のマツダとか・・・)
まとめ☆期間工を続けていけるかは職場に友人を作れるかが大事
退社して1年以上経過していますが、現在も、
Lineで他愛ないおしゃべりをしたり、
自分が退社した後、人事移動で
誰が居なくなったとか、辞めていったとか、
そういう話しをしたり、
観光地に行ったときの写真を送り合ったり等、
良い関係が続いています。
今回の記事に書いた以外にも、彼らがもし沖縄に旅行に来たら、
案内したいと思えるほど、仲の良い、信頼出来る友人が多く出来ました。
工場勤務は確かに大変な部分が多くあります。
しかし、その分、戦力になると認められたら、男の職場だけあって、
友情が芽生えやすいとも言えます。
みんなキツいのは一緒なので、泣き言やグチを言えない空気はあります。
しかし、そういうグチを言えるほどの関係性が出来ると、
自分の仕事ぶりが認められているとも言えます。
コミュ障の人や、人が嫌いな人などは、どの職場でも難しいでしょうが、
工場勤務の場合、作業中は無駄なおしゃべりをすることなど
まず無いので、作業に没頭出来ます。
私のように人との繋がりを求めるタイプは特殊な部類で、
多くの期間従業員達は、食事も1人で食べたい人が多いと言えます。
ネットで期間工体験をYoutubeで語っている中に、
ヤバい同僚の話をしているモノもありますが、
殆どの職場は、働きやすく、人間関係も悪くないと言えるでしょう。
次回は、期間工あるあるの、人間関係トラブルについて書きます(・∀・)
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