未来が見える者同士の戦い②ルッキンググラス人類滅亡の特異点

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未来が見える者同士の戦い①のつづき

引き続き、エンタメネタ(・∀・)本気にして突っ込み入れるアホは読まないように(・∀・)b

人類滅亡の特異点の出現

1980年代、これまで順調に進められてきた世界支配、

地球上の富を独り占めし、貧困と混迷で争いを生み出し続け、庶民の不満が支配者層に向かないよう、

庶民の間に分断を生んで争わせる世界の実現を成し遂げたディープステイト達。

自分たちは直接戦争に参加せず、自国のアメリカから遠く離れた地域に紛争を引き起こしては武器を売る。

そうやってエネルギー資源の価格も支配し、アメリカの軍事力を超える発展国が育たないよう、

逆らう国は徹底的に潰し、そこにアメリカに従順な指導者を置くことによって

アメリカ・ディープステイト帝国を完成させました。

しかし、その支配が完成したと思われた1980年代に入った頃、奇妙な現象が起きました。


これまでは、彼ら(DS)にとって悪い未来が見えれば、

別の選択をして回避出来たのが、

どの未来を選択しても、最悪な未来しか見えなくなってしまったのです。

このままでは世界が滅亡する…

その世界滅亡の日が、2012年12月21日であり、

ディープステイトは、この日を人類滅亡、未来の特異点として恐れるようになります。

なぜ無数の未来から人類滅亡の特異点が出現したのか?

無数に存在するはずの未来の選択肢、分岐点がなぜ1つの特異点に集約されてしまうのか?

それは、ディープステイトが、無数に存在している全人類の幸福への選択肢では無く、

ごく少数の支配者層数名にだけ富が集中するという、

かなりその先の未来が限定される未来を選択し続けた結果でした。


より多くの人々にとって良い選択肢を選べば、

その先には多くの良い選択肢が広がっていきます。

しかし、

限られた数人の利益に集約される選択肢は、

その先、多くの人々の自由な選択肢を狭め、

無数にあったはずの選択肢が次々に潰され、

その狭まった少ない選択肢の中から、

さらに狭まった選択を繰り返して行くため、

結果、ひとつの未来に集約されていくのでした。


本当は、その時点でも選択肢は無数に存在していたのです。

途中で

『自分たちだけが富を独占出来る選択肢を止め、

世界中の人々が幸福になる選択肢を選べば良かった』

のでした。

しかし、すでに世界を完全に支配したディープステイト達に

その富と権力を手放す

選択肢はありません。

どうすれば、今のまま世界を支配し続けられるかをひたすら模索し続けます。

人類滅亡とはディープステイト支配者層の滅亡だった

パニックに陥ったディープステイト支配者層は、未来を変えるため、

当時、海軍特殊部隊のエンジニアだったビル・ウッド氏に依頼しました。

依頼を受けたとき、はじめは人類滅亡を防ぐ為という内容だったわけです。

しかし、ニコラ・テスラが生きていればともかく、普通の人間には無理な依頼です。

ビル・ウッド氏のチームは、支配者層の恐れる未来を回避するため

様々なシュミレーションを試みました。

ビル・ウッド氏の率いたチームは、人類滅亡を避けるためのプランを提示しますが、

なぜかそれを却下されます。

それで気付いたのです。

依頼主であるディープステイトの回避したい未来とは、

人類滅亡の未来では無く、

彼らが支配する世界の滅亡だったことに…


ディープステイト支配者層の望む、ワガママな要求を満たす未来を選択した上で、

それでもなお、ディープステイトの支配構造が継続出来る未来に変えることなど

不可能であると悟ったビル・ウッド氏のチームは、依頼を打ち切りました。

ディープステイトにとっての破滅的未来は、

世界中、ほぼ全ての人々にとって良い未来であると悟ったからです。

③につづく…

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